遠藤周作原作、監督マーティン・スコセッシというだけでも話題性があり興味をひく今回の映画。

普段なら後回しにしてしまう雰囲気の映画なのですが今回はキャストも豪華でとても興味がわいたのですぐにムビチケを購入し観に行きました。ブログ画像外国人勢のキャストも過去に観た映画に出演されていた方たちばかりで予告から密かに楽しみにしていました。ただ、スターウォーズやスパイダーマンにも出ているみたいですがそこはノーチェックです。

浅野忠信、窪塚洋介、イッセー尾形、塚本晋也などたまらなく重みのある感じ。ブログ画像内容は17世紀の日本でのキリシタン弾圧の話になります。
歴史の授業でも勉強した「踏み絵」のシーンも度々出てきます。
実際に行われたキリシタンに対する過酷な弾圧のシーンは信仰をもたない自分にはとても痛々しく思えました。

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後日聞いた話で作中でも軽く触れていましたが、当時キリシタンの方たちは死ぬことよりも棄教することの方が死よりも重いことだったらしいです。ブログ画像イッセー尾形さんは『太陽』を観た時も好きな俳優さんで作中の井上という役になりきっていました。でもそれにも増して塚本晋也さんの演技は凄まじく、かなりの集中力で観ていたと思います。ブログ画像遠藤周作自身も日本人にとってのキリスト教の意味を問い続けた作家ではありますが、他での文献などを遡ると今回の時代に起きた出来事の深い意味を知ることができ、何より自ら歴史を知るきっかけとして残っていく映画だと思います。

最近歴史を知るのが楽しいです。

飯倉